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安定型処分場に依存しない農業用塩ビフィルムのリサイクル等資源化活用システムの構築に関する研究



グループ名 夕張のメロンと夕張川の水を守る市民ネットワーク 研究成果発表会配布資料[pdf]
研究成果発表会配布資料[pdf]
代表者氏名 清野 宣昭 さん
URL
助成金額 20万円

夕張市紅葉山新久留喜の生物相調査

ゴミ弁連シンポジウムin夕張 青山貞一さん(2010年6月25日)

夕張の農業廃ビニール・自然エネルギーを使った仕事おこし 大友詔雄さん(2010年12月12日)

夕張の自然・環境保護を考える「環境と昆虫」 岩佐光啓さん(2011年3月6日)

研究の概要

2009年12月の助成申込書から

1、夕張市、夕張市近在の町村の住民、農民に対して産廃問題、汚染問題、環境自然問題の詳細な意識調査を実施します。地域住民がどこまで理解しているかの調査が必要です。この分析により、市民運動のあり方や行政側の周知方法、処分場のあり方、化学物質の規制法規制など、この問題の取り組みや啓蒙に役立てる事になります。

2、夕張市民大学を開講し、専門家を講師に招き市民に更なる問題意識の向上、専門知識の取得が出来る学習の場を提供いたします。まずは行政側や農業団体、さらに地域住民が十分な知識を持つてこれらの問題を判断できることが不可欠です。当市では、施設建設に賛成している農業団体や市議会などがまったく知識を持っておらず、廃ビニールの処理費用の議論だけで判断している状況があります。

3、行政側、農業指導団体、大学、各メーカーと共同して廃プラ、廃ビニールの安全な処理方法やリサイクル、再処理による新たな再生商品の開発、低コストの処理技術の確立など安定型処分場に頼らない「夕張モデル」と呼ばれる資源化活用システムの構築を目指すものです。さらに夕張などの過疎地にも企業立地が可能で、町の活性化を期待できる手法の確立を検討することです。

中間報告


※完了報告をご覧下さい。

結果・成果


 三本の渓流が流れ、樹林に囲まれた良好な里山的自然環境を有する夕張市内紅葉山新久留喜地区において、民間業者による「安定型産業廃棄物最終処分場(以下処分場という)」の設置許可申請書が道へ提出され、ごく一部の住民に対する説明会が行われたのみであることが明らかになったため、すでに環境省レッドリストによる準絶滅危惧種が記録されていた同地区の生物調査を行うことから、私たちは活動を開始しました。  処分場計画は、最終的に、2010年7月に産廃業者が設置許可申請を取り下げたことで、回避することができました。  本年度の調査は主として昆虫類の生息調査を行うとともに、古くから同地域の昆虫の調査研究を続けている本会会員の持つデータを加え、同地域の環境保全の重要性を明らかにすることを目的として行ったものです。あわせて、市民とともに夕張の将来を考え、自然や環境を守ることの大切さを学ぶセミナーを開催してきました。  今後の課題としては、2010年度の調査は、盛夏の頃と植物相の調査が不足しているので、これらのデータを補足していきたいと考えています。また、今後は、本地域のみならず、市内の流域ごとの調査を進める事がモニタリングと共に重要であり、さらには環境基本条例制定に向けて活動していきたいと考えています。

その他/備考


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