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北アチェ県タナルアス区の水銀汚染と市民の健康状態(インドネシア)



グループ名 Jari Aceh
代表者氏名 ハイルル・ハスニ さん
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助成金額 30万円

Deeng村での子どもたちとのディスカッション

研究の概要


 スマトラ島の北端に位置する北アチェで1976年から始まったエクソン・モービルの石油・ガス開発は2015年に終了予定ですが、2010年に発覚した水銀汚染の問題は、廃棄物管理を適切に実施しない同社の姿勢を浮き彫りにしました。  エクソンの施設があったHueng 村で発見された水銀に汚染された3フィート幅の井戸では、地域の多くの子どもたちが何も知らないまま水遊びをしていたとされています。発覚から3年間が経過しましたが、周辺4村では影響を防ぐための明確な方針は立てられておらず、環境当局では、水銀測定に使用する設備が不足しており、周辺地域の汚染状況を把握できていません。  本調査研究では、文献やアンケート調査、インタビューなどを通じて、汚染地域周辺の村人や子どもの健康調査を行います。この研究により、(1)事業による環境問題への意識を高め、(2)国内外の水銀汚染の事例から学び、(3)水銀を含有していた井戸で遊んだ子どもの健康モニタリングを続けるため、情報提供を兼ねたインタビューを行い、(4)地元社会が水銀の井戸を利用しないようにし、(5)市民の環境問題に対する批判力を高め、健康な生活を確保し、(6)水銀の影響を受けたコミュニティが補償や十分な健康手当を受けられるようにし、(7)周辺4村で関連医療費が無償となることを目指します(調査研究期間:2013年1月〜12月)。

中間報告


結果・成果


その他/備考


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