高木仁三郎市民科学基金 研修の概要 (2002年度実施分) |
氏名:奥嶋 文章さん 研修テーマ:ドイツの原子力政策の研究 →脱原子力合意に至るまでのプロセスの研究に変更
助成金額:50万円研修期間:2002年9月〜2002年10月の1.5ヶ月間 研修先:ドイツ 結果・成果:2003年5月の完了報告から |
研修の経過 |
9月は、4週間は午前中語学学校に通うことにし、平日の午後と週末(土日)に修士論文を書く上での文献収集と文献分析を行いました。修士論文に関係する文献を収集して必要部分をコピー−にとり、コピーにとった関連箇所の分析を行いました。9月はエネルギーコンセンサス会議やエネルギーコンセンサス会議前のシンポジウム・討論会などの文献を収集して分析を行いました。 10月も、9月と同じようにポツダム広場の国立図書館で文献の収集を行い、関連箇所の分析を行いました。 10月は、修士論文を書く上での不足部分である政府機関に関する文献を収集することができ、9月の文献と合わせて、具体的に修士論文の構成なども練り始めました。 また、10月には、予定していたゴアレーベン地方への調査も行いましたが、個人では受け入れてもらえず、最寄り駅のザルツギッター駅から引き返してきました。ザルツギッター駅の旅行代理店でお聞きしたところ、観光案内所を紹介していただきました。観光案内所では、DBEでは見学者への案内をしており、ザルツギッター駅までの送迎もあるということでDBEへの電話番号を聞くことができました。しかし、実際に電話をかけましたところ、電話に出られた方から、個人的には不可能であると伝えられ、残念ながらそのままベルリンに引き返しました。
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研修の成果 |
以下の文献をドイツで収集しました。
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対外的な発表実績 |
なし
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今後の展望 |
今回高木基金から助成を頂いたことによって、ドイツで文献収集を行うことができ、私自身納得のいく修士論文を書くことができました。大学院での修士論文の研究を通じて、調査・分析能力や論文構築能力といった基礎的能力が身につけられたので、今後は、これらを生かす方向でがんばっていきたいと考えております。
また、ドイツでお会いしたLutz Mezさんには、今後も、機会をつくってお伺いしたいと考えております。
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高木基金への意見 |
特にございませんが、できれば高木基金の意思決定についての情報公開を要望したいと思います。今後、全ての助成者が高木基金と信頼関係を築いていけるためにも、高木基金(事務局)の意思決定について、わかりやすい形での情報公開が必要ではないかと考えております。よろしくお願いいたします。また、地方分権の観点から考えると、助成者の報告会や助成決定者の発表会などは地方開催する方が、高木基金の裾野を広げることにもなり、市民の参加も増えるのではないかと考えております。
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