高木仁三郎市民科学基金 助成研究の概要 (2003年度実施分)


グループ名:グリーンコンシューマー東京ネット
代表者氏名:佐野 真理子さん
研究テーマ:生分解性プラスチック普及に伴う
社会的影響と対応策の研究
 助成金額: 30万円

研究の概要:2002年12月の助成申込書から
研究の成果:2004年4月の完了報告から

<参考>
助成先のウェブサイト:http://greenconsumer-tokyo.net/

研究の概要 : 2002年12月の助成申込書から

生分解性プラスチック(グリーンプラ)は、@枯渇性資源に由来しない、A微生物によって水と炭酸ガスに分解し土中等に還元される「資源循環型素材」として開発され、今後の技術開発により、国内では2010年代に全プラ市場の1割を超える勢いにあるともいわれている。

グリーンプラは、製造過程で微生物に対して遺伝子組み換え技術が使われたり、一般プラのように着色用添加剤が混入される、石油系モノマーが多く残留したりするなどの課題が未整理のまま市場に放出されているのが実態である。適切な処理方法についても未確立の段階であり、かかる状況ではグリーンプラの普及がかえって深刻な土壌汚染を引き起こし生態系バランスの破壊に拍車をかける危険をはらんでいる。

この研究はグリーンプラが循環型社会に果たす役割に期待し、その適切な生産と処理が行われるようにするための課題の整理と対応策の検討を行う。

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研究の成果:2004年4月の完了報告から
◆ 調査研究の概況PDF 308KB ◆ 会計報告 PDF 46KB
◆ 研究レポート
生分解性プラスチック普及に伴う社会的影響と対応策の研究 PDF 2,904KB


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