高木仁三郎市民科学基金 助成研究の概要 (2007-08年度実施分)


グループ名:鞆まちづくり工房
代表者氏名:松居 秀子さん
研究テーマ:鞆(とも)港埋立て架橋阻止に要する
「亀の甲(亀甲状石積み)」の調査
 助成金額:20万円

研究の概要:2007年12月の助成申込書から
<参考>
助成先のウェブサイト: http://www.vesta.dti.ne.jp/~npo-tomo/

研究の概要 : 2007年12月の助成申込書から

この度の埋立て架橋計画では焚場エリアに近い亀甲状石積み(以降 亀の甲)が埋立てられますが、この亀の甲は焚場の古文書に語られる石の積み方と酷似しており、焚場そのものである事が疑われます。亀の甲には地元の石が8枚使われており当地の石は凝灰岩であり切り出しも積み上げも難しい云わば屑石であることから岩盤露頭部でないかと疑います。しかし当局は計画に位置的に立ちはだかる亀の甲を焚場ではないとしその価値を認めず、それでも道路下に埋没することから埋立て保存だとしますが、その素性を明らかにし埋め立てから守ることが架橋阻止に繋がると考えています。ただ亀の甲を焚場そのものとする見方は誰一人しておらず亀の甲でもって戦える材料とする見方は皆無であり私共の僅か1票に過ぎません。

しかし亀の甲をせめて要調査の形に持ち込めれば埋立スケジュールは大幅に遅れることになり、価値が高いとなれば史跡指定も視野に入ります。これに対し当局は埋立て保存案を出す筈でありこうした攻防を予測します。賭けではあっても亀の甲の素性を少しでも辿り要調査の形に持ち込むことが今打つべき手であり、阻止に向けての大きな切り札になると考えています。

露頭部であるか否かの判断には磁場による地質探査機を用いれば良いと考えています。

調査により明らかになるのは路頭部か否かであり焚場であるとの判断は出来ず、従って予測通り路頭部であっても詳しい調査を要望するに留まります。しかし路頭部であれば亀の甲は焚場の上に築かれたもので時代は降り明治であろうという説は崩れ、江戸期の焚場ではないかという見方に自ずとシフトし、詳細な調査要望の声を挙げ易くなります。

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