高木仁三郎市民科学基金 研修の概要 (2004年度実施分) |
氏名:松野 亮子さん 研修テーマ:内分泌撹乱物質の法規制について 助成金額: 50万円 研修の概要:2003年12月の助成申込書から 研修の成果:2005年4月の完了報告から <参考> 研修先:Kent Law School, University of Kent at Canterbury その後の研修:2005年度実施分 |
研修の概要 : 2003年12月の助成申込書から | ||
【経過】 上記テーマで、英国に留学し博士課程での研究を行っている。昨年に続いて高木基金の助成を受けた。2004年度は、PhD取得の前提となるUpgrading Seminarをクリアした。 【成果】 博士論文の執筆を進めている。また、英国政府や欧州委員会の化学物質担当者等との接触や、関連のワークショップへの参加等を通じて知見を深め、人脈の開拓に努めている。 【今後の展望】 博士号取得に向けて、今後一年で論文を仕上げ、来年中に口答試問を終えることを目標にしている。博士号取得後、具体的にどうするかはまだ未定であるが、現行の環境汚染物質の法規制の弱点を検証し、よりよい法規制について提言を行うだけの実力を身につけ、実際に法制度改正に関わる活動を行いたい。内分泌撹乱物質の問題は、今後、さらに重要性を増すと思われる。将来的には、POPs条約よりも拘束力のある国際条約を作り上げていく必要があると考えている。実際にそのような動きがあればそのプロセスにかかわり、効果的な法律が成立するよう力を尽くしたい。そのためにも市民科学の立場に立って研究を進めている科学者とネットワークを広げ、科学の世界で明らかになりつつある事象を法律に反映できるように、また、それを実現できるだけの実力と人脈を作るのを目標にしている。 | ||
研修の成果:2005年4月の完了報告から | ||
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