高木仁三郎市民科学基金 助成研究の概要 (2007-08年度実施分)


グループ名:水俣病センター相思社
代表者氏名:遠藤 邦夫さん
研究テーマ:水俣市における廃棄物最終処分場建設計画の
環境影響に関する調査研究
 助成金額:50万円

研究の概要:2007年12月の助成申込書から
<参考>
助成先のウェブサイト: http://www.soshisha.org
これまでの助成研究:2006年度実施分2007年度実施分

研究の概要 : 2007年12月の助成申込書から

本研究のねらいは、産廃処分場建設予定地周辺およびその下流域における環境について調査し、市民の立場から、処分場建設がもたらす自然環境および生活環境への影響を正しく予測することである。

水俣市の水源である湯出川の上流に、民間の廃棄物処理業者により203万・3という日本最大規模の管理型産業廃棄物最終処分場の建設が計画されている。市民の間からは、飲み水の汚染や水源の枯渇、工事による斜面の崩落、トラックによる騒音・振動被害、煤塵の飛散による大気汚染、農産物の汚染等について不安の声が上がっている。

現在、熊本県の条例による環境影響評価の準備書手続きが進行中である。事業者のアセス調査は「環境への影響は少ない」という結論を導くための、極めて作為的なものであった。2007年までに我々が行った水質・地質・野鳥等の調査により、事業者の安全性の主張の根拠となる調査結果の多くが否定されたが、事業者は説明責任を果たさず強行に押し切る姿勢を変えていない。今後も、事業者と許認可権を持つ熊本県の前に、危険性を示す調査結果をより一層積み上げていく必要がある。

2008年度はこれまでの調査を踏まえ、交通・気象・動物等の分野で調査を行いたい。

このページの先頭に戻る


>> 高木基金のトップページへ
>> 第7回助成の一覧へ