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小規模金鉱山採掘における2013 年の水銀モニタリング(フィリピン)



グループ名 バン・トクシックス(Ban Toxics !)
代表者氏名 リチャード・グティエレス さん
URL http://bantoxics.org/
助成金額 40万円

水銀を使用した女性の手をLumexで測定

研究の概要


 小規模な金鉱採掘(ASGM)は、フィリピンの貧困層の有力な生計手段となっていますが、金抽出の際に使用される水銀による労働者の健康被害や環境放出が深刻な問題となっています。  当団体は2011年から、フィリピン各地の汚染地域で水銀濃度測定器「Lumex915+(Lumex)」を使用した測定を行っています。本調査研究では、フィリピンロンブロン州のシブヤン島で、Lumexを使用した大気中の水銀汚染の測定を実施します。同州政府は、当団体が2011年に行った測定結果を受けて、ASGMのモラトリアム(一時停止)を決定しました。  今回、測定調査を継続することによって、以下が可能となります。(1)同州政府がモラトリアム実施による水銀汚染の減少レベルを把握するための正確かつ包括的データの取得支援 (2)モラトリアム期間中に“ゲリラ採掘”を行った労働者による水銀使用の有無や使用した場合の場所に関するデータの提供 (3)没収した採掘設備と水銀の汚染モニタリング並びに汚染設備および水銀の適切な保管場所の決定支援(4)地方政府におけるモニタリング手法の理解や評価、環境からの有毒物質の除去に関する科学知識、技術および批判力向上の継続。コミュニティの水銀暴露を最小にするための独自モニタリングの継続を期待 (5)フィリピン環境天然資源省に、水銀汚染地や地方政府による解決に向けた取り組みに関する国のデータベースの一部となる情報提供 (6)水銀の除去に関する国際的な取り組みの促進。国際的な政府機関やNGOに、調査研究の成果を提供(調査研究期間:2013年1月〜12月)。

中間報告


結果・成果


その他/備考


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