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市民による沖縄のジュゴン保護のための野外調査、文化調査とそれに基づく保護ロードマップの提案



グループ名 北限のジュゴンを見守る会 『絶滅に瀕する沖縄のジュゴンを守るために市民調査による保護ロードマップへの実践的試み』<助成報告集Vol.6,2009掲載>[pdf]
2009/7/26京都での成果発表会配付資料
2009/7/26京都での成果発表会スライド[pdf]
代表者氏名 鈴木 雅子 さん
URL http://sea-dugong.org/
助成金額 50万円

環境アセスメント調査における嘉陽周辺のジュゴンの動きと普天間代替施設の位置関係。沖縄県防衛施設局は基地建設によるジュゴンへの影響はないとしている

沖縄島西海岸の古宇利島は、ヒトがジュゴンの交尾を見て人間の子作りを学び、沖縄人の発祥の地となったという伝承がある。そこで行われるウンジャミ(海神祭)とは、旧盆明けの最初の亥の日に行われ、海の安全や豊漁、豊作、島の繁栄を祈願する神事である。海神祭は沖縄の他地域でも行われるが、古宇利島の場合は、人類発祥伝説にちなんだ天から降る餅を想定した「もち降らし」の儀式が行われる

辺野古におけるマンタ法によるジュゴンの食み跡調査(7月11-13日)の航路

コドラートを使った海藻の被度等調査

日本自然保護協会と水質調査を実施

研究の概要

2007年12月の助成申込書から
 世界の分布の中で最も北に生息する沖縄のジュゴンはその数わずか数十頭と言われ、国の天然記念物としてまた絶滅危惧種として厳正に保護されなければならないが、米軍再編に関わる日米安保体制の中で、その最も重要な生息地に新たな米軍基地の建設という脅威に曝されている。この沖縄のジュゴンの保護のためには、すでに再発見されてから10年かけても有効な保護策の打てない国に任せるのではなく、地元市民が主体となって保護策を講じなければ近い将来絶滅するのは明らかである。そのためにはまず、莫大な予算をかけて調査した国の調査を検証し、世界のジュゴンの研究の中から生息条件や生態の上で類似する東南アジアの保護策から学びつつ地域に適した保護方策を模索し、市民自身が担って行くことである。本申請研究では、現地でこそ実現可能なジュゴン保護のためのロードマップを描くために必要な各種データを収集することを目的として以下の活動および調査を行なう。

1)保護活動の先行事例と地域文化について文献調査。
2)ジュゴンの生息環境についての野外調査によるモニタリング手法の改良。
3)持続的な調査への協力を得、また有効な保護方策の受容を可能にするために必要な地域住民の啓発活動。
4)ガイドブックの再編集:日常的にできる調査・保護活動の方法及びトレーニング方法などについては2007年度末にまとめるが、未だ課題も多く更なる知見を蓄積し、最終的には地元住民とジュゴンとの共存可能な社会へのロードマップを提案する。

中間報告


結果・成果

2009年5月の完了報告から
 世界の分布の中で最も北に生息する沖縄のジュゴンは、国の天然記念物としてまた絶滅危惧種として厳正に保護されなければならないが、国および沖縄県が具体的な保護方策をとろうとしないばかりか、その最も重要な生息地に新たな米軍基地の建設という脅威に曝されており、緊急に保護策を講じなければ、近い将来絶滅するのは明らかである。
 当会は、現地でこそ実現可能なジュゴン保護のためのロードマップを描くために、昨年度中は、必要な各種データを収集することを目的として以下の活動および調査を行なった。

1)歴史的・文化的なジュゴン保護についての文献調査
2)ジュゴンの食み跡とその生息環境のモニタリング調査及び手法の改良
3)地域住民の啓発活動
4)食み跡調査ハンドブックの再編集(ビジュアル版のガイドブックとしてとりまとめた)

その他/備考


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