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産業廃棄物処理工場から排出される有害物質による地域住民への健康リスク



グループ名 比留間運送伊奈平産廃処理工場調査団
代表者氏名 佐藤 健朗 さん
URL
助成金額 100万円

研究の概要

2023年5月の助成申込書から
 廃プラスチック類をはじめ木くずや紙くず、ゴムくずなどの産業廃棄物及び一般廃棄物の破砕や焼却などの中間処理を行っている廃棄物処理工場から排出されていると思われる有害物質によって、隣接する事業所及び周辺民家の居住環境が汚染され、健康被害の発生が見られることから、その汚染の実態把握と健康被害発生の原因と将来的な健康に及ぼすリスクについて把握することを目的として調査を行う。

中間報告


 廃プラスチック類をはじめ、木くずや紙くず、ゴムくずなどの産業廃棄物及び一般廃棄物の破砕や焼却などの中間処理を行っている廃棄物処理工場から排出されていると思われる有害物質によって、隣接する事業所及び周辺民家の居住環境が汚染され、健康被害の発生が見られます。その汚染の実態把握と健康被害発生の原因と将来的な健康に及ぼすリスクについて把握することを目的として、比留間運送伊奈平産廃処理工場を対象とした調査団を結成しました。
 調査研究のねらいは、以下の3 点です。
1)廃プラスチック類等の破砕及び焼却処理によって有害物質が発生することを明らかにしたい。2)発生した有害物質が原因となって健康被害が発生していることを明らかにしたい。3)これらの調査を通じて、一般廃棄物及び産業廃棄物の中間処理による環境汚染及び健康被害の発生のリスクを明らかにしたい。
 調査研究の方法は以下の通りです。
・廃棄物処理工場からの排ガスの影響を把握するための金属片腐食状況調査
廃棄物処理工場の焼却施設からは硫黄酸化物や窒素酸化物、塩化水素などの酸性の腐食性ガスの発生が考えられるので、その影響を把握するため、鉛板、ニッケル板、銅板、亜鉛板、アルミ板、真鍮板などを排ガス(排煙)の影響を直接受ける場所と、比較検証するため排ガス等の影響が及ばない場所に、雨があたらないような措置を講じた上で、一定の期間大気に触れさせたうえで、回収して付着物質の調査及び金属片の腐食状況等からガス種の判定解析を行う。
・廃棄物処理法に基づき、廃棄物処理工場に立入りを求めて廃棄物処理施設関係図書の閲覧を行う。
・情報公開法令により、規制権限や調査権限のある東京都及び地元武蔵村山市に対して情報公開請求を行う。
 2023年度は、主に環境汚染の実態把握のための調査団の結成および環境汚染の実態把握のための調査を行います。さらに、健康被害調査実施のため、自主検診調査団の結成に取り組みます。

結果・成果


その他/備考


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