高木仁三郎市民科学基金 助成研究の概要 (2007-08年度実施分)


グループ名:長島の自然を守る会
代表者氏名:高島 美登里さん
研究テーマ:上関原発予定地長島の生態系の解明と詳細調査によるダメージの検証及び地域再生に向けた実験的試行  助成金額:90万円

研究の概要:2007年12月の助成申込書から
<参考>
助成先のウェブサイト: http://www2.ocn.ne.jp/~haguman/nagasima.htm
これまでの助成研究:2002年度実施分2004年度実施分
2005年度実施分2006年度実施分
2007年度実施分

研究の概要 : 2007年12月の助成申込書から

中国電力が2005年4月より開始した原子炉設置許可申請のための詳細調査は反対派住民の抵抗や長島の自然を守る会の摘発等に阻まれ、当初終了予定の2007年3月末が2008年8月末まで再延長されるなど大幅に遅れている。一方、係争中であるため、一旦は中断した四代地区共有地地下の試掘孔調査を、2007年12月に急遽再開するなど一刻も早く詳細調査を終え、着工にこぎつけようとする中国電力の動きは予断を許さない。

こうした動きに対抗するため、以下の調査研究を重点的に行う。@1999年から実施してきた調査研究を継承しつつ、新たに祝島や周辺地域を調査対象に加え、長島一帯の自然環境や生態系の体系的な解明を進める。A詳細調査によるダメージを研究者と連携して監視をする。B里山・里海再生の実験的試行に着手する。

調査研究によって得られた成果を以下の点で活用する。

@環境アセスメントの不備追及とやり直しの要求を「自然の権利訴訟」という形で具体化する。

A詳細調査によるダメージを申入れや記者発表で明らかにし、事業者や行政の告発をする。

B詳細調査のデータ改ざんや隠蔽を監視する。

C今後予想される埋め立て免許取り消しを求める闘いにおいて、周辺海域の漁業に与える影響の論証など自然環境や生態系の面から科学的根拠を提供する。

Dラムサール条約登録のための運動を開始する。

E地元で利用されていない海藻料理の開発や製塩、金漆の再生などを地元住民や研究者と連携して取り組み、原発に頼らない地域作りの一翼を担う。

F地元及び県内外で幅広くシンポジウムを行う。

Gこれまでの調査研究成果を書籍にまとめ、仮称「長島の生き物たち」の発刊を目指す。

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