市民科学を広げ、深めていくために、若い(と自認している?!)科学者・研究者がもっといろいろな分野で活動すべきと思っていますし、そのためにも若い研究者同士のネットワークを作りたい。そんなことを常々考えておりました。
今回お話を伺った平川さんは、まさに若い世代として、ヨーロッパの事例などを学び、非常に明快な姿勢でやっておられると感じました。
サイエンスショップの話など、日本の「大学」というシステムを考えると、なかなか難しいというのが率直な印象ではありますが、平川さんのスマートな語り口につられ、「意外とできるんちゃうか」「やってみたらいいんちゃうか。」という気持ちが湧いてきたのも事実です。
それにしても、「市民科学は楽しい!」と言われたときは、思わず絶句してしまいましたが、それは、自分が「市民科学」に対して、やや身構えすぎていたからかもしれません。
お話の内容もさることながら、姿勢やスタイルという面でも刺激的なインタビューでした。
菅波 完