「福島原発震災」に関わる
特別委託研究の実施とご支援のお願い

　高木基金では、公募助成とは別に、委託研究として、2006年度から「地震と原発」研究に取り組んできました。その後、2007年7月16日の新潟県中越沖地震による柏崎刈羽原発の事故を受けて、「柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会」が発足し、この活動に対しても委託研究として支援をしてきました。福島原発事故に際しては、東京電力や政府側から十分な情報が提供されない中で、この「科学者・技術者の会」に集まるメンバーによる事故の分析、評価、批判、市民への情報提供が大きな役割を果たしていることから、今年度、委託研究のかたちで支援を強化することとしました。研究のすすめ方などは、今後、「科学者・技術者の会」とも相談しながら具体化していきますが、一般のみなさまからのご意見、ご要望や、あるいは、関係する分野で専門的な技術や経験をお持ちの方のご参加、ご協力を期待しております。

　高木基金の活動は、公募助成、委託研究ともに、多くのみなさまからの会費や寄付によって支えられております。また、活動の成果を支援してくださる多くのみなさまが受け止めてくださることによって、活動を継続してまいりました。今年度の緊急事業につきましても、ぜひみなさまのご支援、ご協力をいただきたく、どうぞよろしくお願いいたします。

高木仁三郎市民科学基金　事務局長　高木 久仁子 

ご支援の方法：クレジットカードの場合

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