2007年7月の新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原発が被災した際、政府と東京電力は、十分な検証もしないまま、その年の内に柏崎刈羽原発を再稼働させようとしました。あまりにも拙速な動きに対し、地震で被災した柏崎刈羽原発の廃炉を視野に入れた徹底的な検証を訴えて、「柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会(柏崎刈羽・科学者の会)」は発足しました。
2011年3月に東日本大震災・東京電力福島第一原発事故が発生しましたが、私たちは、中越沖地震後の政府及び東京電力の対応に、福島事故をもたらした根本原因があると考えています。
このシンポジウムでは、中越沖地震による柏崎刈羽原発の被災および「柏崎刈羽・科学者の会」の発足から10年の節目にあたり、これまでの経過を振り返るとともに、今まさに、原子力規制委員会が、再稼働を認めようとしている柏崎刈羽原発について、耐震想定・設計の基礎となる地質・地盤の問題と、原発は本当に地元経済に貢献するのかという問題について、専門の研究者のお話を伺い、議論を深めます。
ぜひ多くの方の積極的なご参加を期待しております。
【日 時】2017年10月9日(月・祝) 13:00〜16:00
【場 所】東京しごとセンター 地下2階講堂
(東京都千代田区飯田橋3-10-3)
JR水道橋駅西口から徒歩5分、飯田橋駅東口から徒歩7分
【主 催】柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会
【協 力】原発からいのちとふるさとを守る新潟県民の会
/新潟の新しい未来を考える会/原子力資料情報室
/高木仁三郎市民科学基金
【プログラム】
・協力団体からのメッセージ
原発からいのちとふるさとを守る新潟県民の会 高橋新一
新潟の新しい未来を考える会 片桐奈保美
・柏崎刈羽原発の再稼働問題をどうとらえるか
なぜ福島原発事故は防げなかったのか
原子力資料情報室 山口幸夫
柏崎刈羽原発をめぐる地震・地質問題
新潟大学名誉教授 立石雅昭
地域経済から原発を考える−リスクの対価としての地元振興の矛盾
新潟大学准教授 藤堂史明
・総合討論
【参加費】無料(会場でのカンパにご協力ください)
【問合せ】柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会
〒160-0003 東京都新宿区四谷本塩町4-15 新井ビル3階
TEL:070-5074-5985(菅波)
E-MAIL: kk-heisa◎takagifund.org
(◎を@に変えてください。)